スコープドッグ

使用キット  タカラ 1/35scale スコープドッグ
製作ポイント  スコープドッグを小説「青の騎士」の挿し絵で登場する、幡池裕行氏が描くAT調に改造。コクピット、細部にわたってもディテールアップしている。
塗料 ボディ基本色 ディープグリーンその他
タミヤカラー(水性)

月刊ホビージャパン88年6月号別冊
青の騎士ベルゼルガ物語 BLUE KNIGHTU
IN THE THREE DIMENSIONAL WORLD 掲載


●全形

 小説「青の騎士」で幡池裕行氏が描くATは頭部が平べったく前傾し、つま先がやや長い、また細部の表現がゴツいなどの特徴がある。実際にこのスコープドッグのイラストがあるわけではないが、「青の騎士」の世界観に合わせて、幡池氏のイラスト風に各部を改修している。

 外見での改修点は
・頭部、バイザーの形状変更
・胸周囲のモールドの追加
・上腕の短縮、指の新造
・ヒザアーマー、スネ後ろアーマーの大型化
・足首の幅つめ、つま先の延長
・各リベットの六角へ変更
・コクピット内の制作
・ダメージの表現
など

 写真は単品だが、戦車(アストラッド)、フィギュアなどとのディオラマ用として完成している。


●後部、コックピット

 塗装はグリーンの単色だが、明るさを換えひたすらドライブラシ。さらにエナメル系でスミ入れや、サビ汚れ描き込み。
 コクピット内は航空機の機体内部色。



●製作途中 ボディ

 頭頂部はかなり削るので、ポリパテで裏打ちしている。やや黄色く見えるのはその為。
 バイザーも高さを低く削り、レンズターレットは一端切り離している。
 胸の周囲はスリットなどの加工をしたプラ板を張り付け。前面は増加装甲風にしている。


●製作途中 コクピット

 タカラキットは上げ底のコクピットなのでそれを廃し、ストライクドッグなどのパーツや、MM小火器セットなどを組み合わせている。
 ハッチは真鍮線、パイプで開閉する。

 シートはストライクのものを各部で幅ツメして小型化、ヘッドレストのみプラ板で自作。グリップ部分は同スケールの銃のグリップを加工している。



●比較

 左のキット素組みとの比較。
 腕の長さが違うのが一目瞭然。キットはライフルを持ちやすいように長めで、手首も大きい。作例は逆にあえて短めに加工している。


作例の数々_スコープドッグ

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