作例の数々_ラビドリードッグ
ラビドリードッグ


使用キット 1/35scale ラビドリードッグ(株)WAVE
キット形態 レジンキット
製作ポイント 基本的にストレート組だが全体にダメージを加えている。さらにベルゼルガDTの銃を作り起こし、破損した左肩も追加している。
塗料 ボディ基本色は説明書に準じる

月刊ホビージャパン'97年10月号掲載



●全形

 キットは設定同様ストライクドッグを基にし、頭部、サンドローラー、アイアンクロー、バックパックなどが新造されている。

 またストライクと共通に見える部分も、組み易さ、バランスを再度見直し、取り付け方の変更や、位置や形状の微調整をしている部分もある。

 フル可動+ギミック再現もこれまで同様で、心配される足首の可動範囲や、取り付け位置もストライク製作時から考慮していたので、違和感なく仕上がっている。
この他、立ちポーズのキリコ・キュービーのフィギュアが付属する。



●リア全形

 機雷散布装置を背負った背面。この部分は下の写真のように開閉する。
 キットにはデカールが付属しているが作例では使用していない。スネ裏アーマーの青帯は自作デカール。




●機雷散布装置

 このアングルからだと再現された内部パーツが見える。

 ハッチ可動軸の開口は、本体と開閉パーツを固定し一度に穴開けする。
 穴は始めに小さく開け、動きや合いを確認してから指定の大きさに再度開口する。



●コクピット

 コクピットハッチを開け、さらに胸の前方パーツ(パイロットの足が収まる部分)を外したところ。その部分はツメが出ていてはめ込み式になっているため、完成後も取り外しができる。<文面までストライクと同じ(笑)

 






●アイアンクロー

 ストライクよりも一段と大型になったおかげで、軸の作りもより確実なモノになった。
 内臓銃の銃身はメッキパイプに変更している。







●追加パーツ

 ラビドリードッグの最も印象的なシーンとして知られる、フィアナのベルゼルガに銃口を向けるシーン。これを再現するため、ベルゼルガDTの銃と破壊された左腕を追加製作した。

 銃はプラ板とパイプによる作り起こし。左肩は間接のディテールを追加し、周囲に切り込みや凹みを加えダメージ表現を行っている。



●製作途中−アンテナ

 ボトムズキットの定番的工作。メタル製のアンテナは曲がりやすいので伸ばしランナーで自作する。今回は基部も2φプラ棒で作り直している。
 取り付けは真鍮線を通しておく。こうしておけば完成品を収納する場合などに取り外すこともできる。




●製作途中−頭部

 頭部のドームパーツはキットでははめ込むだけになっているが、ここにツメを付け、戦車の砲塔のように取り付けている。
 ツメはプラ板を瞬着で貼ったモノ。剥がれないように接着面はヤスリで荒らしスーパー液を併用するといい。これを受ける首側は、キットのスジ彫り(このように加工できるようにすでにモールドしてある)をPカッターやエッチングノコで一段深くする。

 バイザーの取り付けは極小ビスを使いより確実なモノにしている。ビスは東急ハンズで手に入れた1.7φの皿ビスを使っている。キットの極小ビスや2φX4oビス使えるだろう。ビス穴の角度や位置に注意し取り付ける。



●ダメージ表現

 作例では劇中シーンを想定して機体の全体にダメージ表現を加えている。このような加工はプラモデルよりもレジンキットの方がやり易い。
 このスネ横のパネルが剥がれ、内部パーツが見えるように加工してた部分は裏面からディテールを入れたのではなく、デザインナイフやトライツールの平ノミを使い、すべて表側から削り込んでいる。


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