作例の数々_EDスコープドッグ
ED スコープドッグ


  
使用キットWAVE 1/35scale ED スコープドッグ 
キット形態レジンキット
製作ポイント製品紹介なので基本的にストレート組。一部パイピングや、装甲板の断面のディテールの追加等を行っている。
塗料ボディグリーン:特色303+濃緑色16+クリアーオレンジ+黒(2:1:少々:少々)
ボディホワイト:特色311
バイザー類、コクピット内パーツ:特色337
コクピット内壁、マシンガン:特色333
いずれもグンゼ産業Mr.カラー

月刊ホビージャパン'91年11月号掲載



●全形 with ラウンドムーバー

 全高約11cmながら総パーツ数は約130、1o1パーツ以上という密度(笑)。組み立て自体は難しくはないものの、そのパーツ群を見ただけでお腹いっぱいになってしまうようなキット。
 ベストプロポーションを保ちつつ、各関節フル可動はもちろん、アームパンチ可動、降着も可能。コクピットはシートからその奥の内部までが再現されている。
 選択パーツではアームパンチ用マガジンが3本一体型と一本ずつ別パーツ化された物、ヒザアーマーもTV(2枚フィン)、OVA(3枚フィン)タイプが用意されている。さらにライフルもロング、ショートの2種が付属している。
 この作例は最もスタンダードなスタイルで組んでいる。なお、背中のランドムーバーはタカラのプラモデルの物。無改造で使えるようラックが同一寸法でになっているなどユーザーへの配慮がなされている。

*商品名の"ED"はExceed Demandという商品シリーズ名で、スコープドッグの機体名ではない。



●コクピット

コクピット及びシートパーツは細部のディテール等十分な内容なので、塗装に凝ってやりたいところ。各ブロックの塗り分けは独自の解釈で、ディテールが生えるようにしている。キットにはデカールが付属しないため、タカラのキットや1/72スケールのソ連機等のデカールを流用している。
操縦桿下のパイプや、装甲断面はキットにはないディテールアップポイント。



●降着機構

 大きな特徴である降着機構の再現。折り畳まれたヒザ間接が展開し、スネ中央のアームがスライドすることにより上半身を着地させる。
 各関節はポリキャップを使用し強度に不安はないが、足の甲のアーマーの取り付け部分は接着面積が少ない上、アームのストッパーにもなる部分なのでしっかりと接着する必要がある。後で剥がれないように、接着面の塗料、サフェーサーは先に剥がしておくこと。



●アームパンチ機構

 アームパンチは両腕とも再現されている。スライドの内部機構と両サイドパーツとの接着部分はスライドするブロックの中での接着になるので、あらかじめ真鍮線を通しておき、差し込めるようにしておくといい。
 写真は握り拳だが、銃を持つ手、平手は手首にボールタイプのポリキャップを使用し、両手で銃を構えることもできる。



●フィギュア

 キリコ・キュービーのフィギュアも付属する。これは伊藤宏之氏が原型を担当したものでこの見本の塗装も本人による。アニメキャラ的なスタイルではなくリアルな体型となっている。


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