模型写真ギャラリー
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「ロータス101」

月刊ホビージャパン'92年11月号掲載。撮影:スタジオR

lot101au 中嶋悟がF1で最も活躍した'89年最終戦、オーストラリアGP仕様のロータス101。ウェットコンディションの中、最後尾から3位まで2秒というところまで追い上げた。キットはウェーブの1/24レジンで、オーストラリアGP仕様のウェットタイヤが入っている。ドライバーフィギュアは自作。フロント翼端版が曲がっているのは、レース中の実車どおり。
この完成品は中嶋本人にプレゼントしたため手元にはない。


「ティレル020」

月刊ホビージャパン'92年1月号掲載。撮影:スタジオR

ty020j 中嶋悟、最後のF1日本GPでの衝撃的な瞬間を再現。自分で満足している唯一のディオラマ作品。F1のディオラマとしても珍しいクラッシュシーン。マシンはタミヤ1/20ティレル020で、これを日本GP仕様に細部を変更したのち、本物同様のダメージを加える。ドライバーはポリパテで自作。タイヤバリアはひたすら型取り。ベースはタミヤの1/12スケール用アクリルケースを使っている。汚れたり、壊れたりのF1も絵になります。


「ロータス107」

月刊ホビージャパン'94年2月号掲載。撮影:スタジオR

lot107 今は亡きロータスF1が最後に輝いた頃のマシン。タミヤがスポンサーについていたことからこのころのロータスは毎年キット化されていた。この作品はロータス107を’92年の日本GP仕様に小改造したもの。サイドのエア抜きが開口されたり、スポンサーマークの一部がキットと異なる。キットは美しいボディラインを見事に再現した好キット。複雑なカラーリングもデカールよりこなすことができる。外見上の目立つディテールアップは、フロントウイング周りのステーの追加など。



「ティレルP34」

月刊ホビージャパン'93年9月号掲載。撮影:スタジオR

p34_12 これはタミヤの1/12キットをベースに77年モナコ仕様に改造したもの。カーモデリングマニュアルVol3にも再掲載されている。これは自分が作った作例の中でも代表的なものといえる。このアングルでは、旧型カウルをNEWカラーで塗っただけのように見えるかも知れないが、細部に渡る形状変更も綿密に再現している。製作に入る前に田宮模型、河口湖自動車博物館にある実車を取材。また1/24スケールのティレルP34(WAVEより発売)の原型の製作にあたり集めた資料が役に立った(それでも分からない部分もあったが)。この当時のビッグスケールシリーズ、当時のマシンは最近のキットでは味わえない作りごたえがある。



「レッドショルダー」

月刊ホビージャパン'89年4月号掲載。撮影:スタジオR

rsc これはタカラキットをベースにレッドショルダーカスタムのパーツを自作したモノ。これは自分の作品がHJ誌で初めて表紙になった写真。ATはタカラキットをベースにレッドショルダーカスタムのパーツを自作したモノ。これは実はこのパーツが、現在ウェーブから発売されているインジェクションキットの木型になっているのだ。それ以前にレジンキットとして限定販売されているなど、非常に役立った作品である。。キリコはキットをベースに森山直也氏が作ったモノ。


「ランボルギーニーディアブロ・イオタ」

カーモデリングマニュアルvol.1掲載。撮影:スタジオR

diablo これはカーモデリングマニュアルvol.1用に作った作品。ベースはフジミ模型の1:24ディアブロ。これを全日本GT選手権に参戦しているディアブロイオタに改造した。その方法は誌面で詳しく紹介されている。
実は後ろ姿が一番カッコイイのだが(笑)


「スコープドッグ」

月刊ホビージャパン'91年11月号掲載。撮影:スタジオR

edtako このEDスコープドッグのキットは、ギミックもさることながらコクピット内を再現したことにより、ディオラマ展開等が楽しめるのがウリでもある。が、どうもそれを生かす機会がないのが残念。このベースは以前、他のATを組んだ時に作った物なのだが、こんな感じでもっと分解された整備中の姿を作れたらいいと思っている。



「ベルゼルガ」

装甲機兵ボトムズ[パーフェクト3Dブック](月刊ホビージャパン別冊)。撮影:スタジオR

berse 装甲機兵ボトムズ[パーフェクト3Dブック]用に作り起こしたフルスクラッチモデル。1:35スケールなので一部タカラのキットより加工流用した部分もあるが、基本形は全くの新造である。隣にいるのはパイロットのル・シャッコ。クエント人である。ATの中では珍しく非対称なデザインでキャラクター性もあるため、サイドストーリーである"青の騎士"ではこのATが主人公となった。
これもいつかキット化して欲しいアイテムだ。


「ホンダF1 RA272&RA272」

月刊ホビージャパン'96年4月号掲載。撮影:スタジオR

honda-F1 これはホビージャパンのF1特集用に作った作品。RA273(手前)はタミヤ模型のプラモデルでビッグスケール第1弾として約30年も前に発売された記念すべきキット。
パーツの合わせ一つとっても最近のキットとは比べモノにならないくらい(ちょっと大げさ)手の掛かるキットではあるが、ノスタルジーと当時のテクノロジー(実車もプラモも)にひたるコトができる。数年前に4000円で再販され現在生産休止中。
これを'66年イタリアGP仕様として完成させた。当然ながら数々のディテールアップが施している。奥のRA272は昨年発売されたタミヤ模型のダイキャスト完成品。ホンダF1初優勝車である。



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●元モデラー、藤田の作品●

「バットマン・ジェットスキー」

BasePhoto 月刊ホビージャパン掲載。撮影:スタジオR

batman1 わしのふぇばりっと映画である「バットマン1,2」では、ずいぶんと気合いを入れた模型も作りました。「バットマン・リターンズ」のジェットスキーボートがペンギンコマンドのミサイルを避けるシーンです。 模型単体はどーでもよく、こうした”情景を再現する”行為自体が、わしが模型を作ってた主たる理由ですので、こーいうディオラマになると俄然、気合いが入るのです。これなんか、元が水と煙という、模型では表現しにくいものなので、画像加工向き映像ですね。模型の段階でも水しぶきとかよく出来てるとは思うんですが。 せっかく気合い入れたのに、撮影がまたヒドくてずっと悲しかったので、気に入らないから加工してみました。


「バットマン・ミサイル」

BasePhoto 月刊ホビージャパン掲載。撮影:スタジオR

batman2 これも「バットマン・リターンズ」から、パトカーに追われるバットミサイルがビルの隙間を抜けて追っ手を振りきるシーン。 上のボートと、このバットミサイルはダイキャストのオモチャを塗装しなおしてディオラマにしたもので、なんせ元が8センチたらずのオモチャなので、あまりリアルじゃないんですね。 写真じゃ分かりませんが、ゴミ箱とか、段ボールとか、捨てられた酒瓶(ホームレスがよくやるように、ちゃんと半分茶色い袋から顔を出してる)とか、情景を再現する小物に気合いが入ってる。 これらバットマンの2点は、元の画像があまり大きくなかったので、どう加工してもイマイチ汚いので悲しいです。


「スタンディング・タートル」

BasePhoto 装甲機兵ボトムズ[パーフェクト3Dブック](月刊ホビージャパン別冊)掲載。撮影:スタジオR

stturt これの元は、装甲機兵ボトムズ[パーフェクト3Dブック]用に、タカラの1/24キットを大改造したディオラマ。ボトムズはAFVである、のイメージの元に、存分にAFV的仕上げを狙った作品で、装甲などはアルミ版で作り直してある。あまり模型に思い入れのない私が、珍しく気に入ってた数少ない作品のひとつ。
模型の写真は物自体が主体で、一枚の絵として見れるようには撮られていないので、そーいう点が気に入らない私は、その写真を元にして合成リニューアルして、一枚の絵面として見られるように仕上げてみた。
私はディオラマを多く作っており、なぜディオラマが好きかというと、結局、模型単体にはあまり興味がなく「ある情景を一枚の絵として見られるように表現する」事が目的だったから。それっていうのは、今自分が3DCGでやってる事と根本的な部分は全く同じで、首尾一貫している。単に「情景の絵」を作りたいだけで、その手段は何でもよかったのである。だからCGの方が楽に目的を達成できるようになった今、模型は私にとって何の意味も持たない物になりつつある。


「スコープドッグ・カットモデル」

BasePhoto 装甲機兵ボトムズ[パーフェクト3Dブック](月刊ホビージャパン別冊)掲載。撮影:スタジオR

cut 別名、日本一のカットモデル野郎、と異名を取り、怪獣のカットモデルや仮面ライダーのカットモデルまで手がけた私の、当然の帰結がこれ。今はあまりないけれど、やっぱりカットモデルっていうのは、男の子の玩具的とでもいうか、子供心をくすぐる物があるんで、模型の基本的な楽しみのひとつだと思う。また、こーいう世界が流行ると、模型も少しは面白くなるんじゃないかな。
このキットは当然外側しかないので、中身はフルクラッチ。結構苦労してる。締め切りまで時間がなく、塗装に失敗していて見れたもんじゃないので、わざと画像を荒らしてデジタルっぽく仕上げてみた。



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